【大台ヶ原】赤ちゃんと一緒に秘境の地へ行ってきた。

暑くて平地では、何もする気が起きません。

山の上なら涼しくて活動できるだろうと大台ヶ原への登山を計画しました。

8ヶ月のむすこを連れての登山はいかほどなのか。

わたしの体験談交えてお伝えして参ります。

大台ヶ原

▶︎大台ヶ原とは
▶︎散策コース

大台ヶ原とは

大台ヶ原は、奈良と三重の県境にあり、日本百名山、日本百景、日本の秘境100選として知られています。

大阪からは車で3時間ほどのところにあります。

車の運転は山道が続く曲がりくねった道なので気を引き締めて安全運転を心がけました。

途中、大台ヶ原ドライブウェイを走っていると、窓から見える山々に雲海がかかりものすごく幻想的な世界が広がっていました。

これだけ、気持ちが高揚してきます。

午前7時半ごろ大台ヶ原ビジターセンターに到着しました。

ビジターセンターには200台以上を収容できる駐車場が整備され、売店や飲食店がありましたが、営業時間外で利用することはできませんでした。

無料でトイレも完備されていますので、登山前に用を済ませておきましょう。

登山道にはトイレは設置されていませんでしたので気をつけて下さい。

準備を済ませ、早速登山を開始します。

散策コース

折角ここまで来たら、色々な名所を巡りたくなりますが、一旦冷静にコースを考えます。

・わたしがむすこをおぶって歩く

・つまは体力に不安あり

・午後から雨予報

結果、一番やさしそうな中道を通るコースでいくことを決めました。

余裕があれば日出ヶ岳(ひでがだけ)によってみようと話、日出ヶ岳(ひでがだけ)方面へ向けて歩き始めました。

山道は高低差の少ない比較的平坦な道で、人も少ないため自然を全力で味わいながら快適に歩くことができます。

とはいえ、山道を歩き慣れていない人にとっては足場は悪いので、足首まであるトレッキングシューズを着用しておいた方が良さそうです。

気温は平地が38度という真夏日でしたが、大台ヶ原は半袖で歩いていて気持ちいいと感じるくらい涼しかったです。

時々すれ違う人の多くがチリーンと熊よけ鈴を装着しており、その辺の対策を怠っていたことを反省するのでした。

40分ほど歩くと日出ヶ岳(ひでがだけ)の分岐にまで辿り着きました。

ここに展望デッキがあり、休憩できるようになっています。

おやつやコーヒーを楽しんでいると、わたしたちと同じような赤ちゃん連れの家族に遭遇しました。

自然とコミュニケーションが生まれます。

しばらく休憩した後、運命のコース選択です。

日出ヶ岳の山頂までの距離は短いのですが、そこまでの道は一気に上りがキツくなっています。

内心、山頂に行きたい気持ちがあったわたしですが、

どうする?

やめておこう

という訳で日出ヶ岳(ひでがだけ)を諦め、正木峠(まさきとうげ)を目指して歩み始めるのでした。

正木峠からの景色は疲れが吹き飛ぶくらい素晴らしいものでした。

正木峠を満喫し、次は中道を通って駐車場へ向かいます。

途中、大蛇嵓(だいじゃぐら)への分岐がありますが、これには目もくれず駐車場へ向かいます。

下りの道が多くなり、危険度が増してきます。

足を滑らさないよう慎重に進んで行きます。

ここで役だったのがトレッキングポールです。

山道に不安がある人は用意しておくとおすすめします。

体力的にも疲れてきたこの終盤についに恐れていた雨が降り始めました。

大台ヶ原は降水量の多い地域でよく雨が降るそうです。

気持ちが焦るのですが、慎重に無心で駐車場を目指して歩いていきます。

こうなると楽しむ余裕は全くなく修行をしているかのような気分でした。

結局結構な雨に降らせて、なんとか無事に帰ってくることができました。

休憩を入れながらゆっくり周って約3時間ほどの所要時間でした。

まとめ

大台ヶ原は赤ちゃん連れでも十分楽しめる山でした。

しかし、油断してかかると大きな怪我や事故になりかねないと感じるところもたくさんありましたので、しっかりとした準備のもと挑戦して欲しいと思います。

疲労困憊での帰りの運転も結構堪えるので休憩をとりながらのんびりと帰りました。

帰宅後、思い出に残る体験ができたことを感謝して、泥のように眠りました。