【鼻中隔湾曲症】手術当日、わたしの入院生活記録

手術1週間前に手術・入院説明が行われました。

そこで看護師から「手術1週間前からはお酒を控えて下さいね。」という予想外の説明を受けることになります。

私は基本的に毎晩お酒を嗜む生活を何十年も続けているので自らアルコールを控えるということはありません。

前日くらいは仕方ないなと腹を括っていたのですが1週間前から求められるとは想定外です。

そんなの関係ないとロックな生き方ができればいいのですが、真面目で小心者の私は「わかりました。」と呟くのでした。

この禁酒から私の手術は始まりを迎えたように思います。

鼻中隔湾曲症手術の感想

▶︎手術前日
▶︎手術当日
▶︎手術・術後

手術前日

禁酒の日々に耐えること1週間ついに前日の夜がやってきました。

手術に向けて万全の状態で臨みます。

まず、ここでの注意点は日を跨いでは食事を取らないこと。

水のみ翌朝7時まで取ることができるということです。

それ以降は一切何も口にしてはいけません。

一日入院することになるので荷造りも必要です。

必要な物をさっとバッグに詰めて早めに寝ることにしました。

手術当日

翌朝、病院へ向かいます。

駐車場の関係や麻酔の関係で入院、退院の日は自家用車での来院を禁止されています。

妻はペーパードライバーで運転が不安ですので、私の母に頼んで病院へ送ってもらうことにしました。

家族の協力があると助かります。

10時過ぎに病院に着くと早速病室に案内されました。

パジャマに着替え体温や血圧などを測り、点滴が始まりました。

点滴をすると一気に病院感が出てきました。

わたしの手術の順番がこの日の最後の患者だそうで「結構待つことになります。」と伝えられました。

それから、携帯を触ったり、テレビを見たりして時間を潰すのですが、ろう下の足音や扉の開ける音などが聞こえるたびに、いよいよかとなり全く落ち着きません。

結局呼ばれたのは16時くらいのことになりました。

待ちくたびれていたので恐怖より、やっとかという気持ちの方が強く感じたのを覚えています。

手術・術後

いよいよ手術が始まります。

手術室に着くとすぐに点滴、そして麻酔の投与が始まります。

初めての全身麻酔に緊張している自分と少し楽しみしている自分がいました。

私の最後の記憶は先生の「薬を入れていきますね」という言葉の後、数秒で少し気分が悪くなり、視界にノイズのようなものを感じたところまでです。

次の記憶は術後の病室でした。

目が覚めて状況を理解し、鼻の方へ意識を向けます。

鼻のこめかみ当たりに違和感と痛みの元のようなものを感じますが、まだ麻酔が効いているので終わったんだなという安心感がありました。

術後3時間ほどは点滴をしながら、ベッドで安静に過ごします。

時間が経つにつれ、痛みと鼻の中に綿を詰めいている息苦しさで涙が止まらなくなりました。

この時間帯はひたすら耐えるといった感じです。

時々、看護師さんが様子を見にきて「大丈夫ですか」と励ましの声をかけてくれるのが安心感につながりました。

3時間経ち経過に問題がなかったので自分の病室に戻ります。

家族に手術が終わったことを報告し、鏡でじっくりと自分の鼻を観察してみました。

腫れているわけでもなく、見た目に変化があるわけでもなく見ている分には変化は感じません。

次に切除したであろう骨のあたりを触ってみました。

なんとなくですが、右へ隆起していた部分が取り除かれたような違いを感じます。

時間の経過と安堵感からか、この頃には気持ちも痛みも少しおさまってきました。

ただし綿が鼻の奥に詰まっているので口呼吸のみの状態で苦しい状態は続いています。

そんな状態で夕食を取るか迷ったのですが、痛みどめの薬を飲むのに食べた方がいいだろうと思い少し無理をして夕食を食べました。

アジフライ定食と予想外のガッツリ系!

その後、普段ならテレビを見たり、スマホ触ったりしてダラダラ過ごすのですが、痛みと息苦しさからそのような気分にならず寝ることにしました。

痛み止めの薬のおかげもあり、痛みは気にならない程になってきたのですが、息苦しさと鼻水が喉に降りてくることからまとまって眠ることができません。

うとうとして目覚めてを繰り返していました。

この間、用意しておいた飴を舐めたり、ゼリー飲料を飲んだりして気を紛らわせます。

6時に起床となり、血圧や体温を測り点滴をします。

寝れていないことと鼻で息ができないことで最悪の気分です。

それでも、朝ごはんを食べて時間が経つのをひたすら待ちます。

9時になり、いよいよ退院が近づいてきました。

担当医に鼻に詰めていた綿を抜き取ってもらい術後の経過を確認してもらいます。

私自身は手術そのものよりも、この綿を詰めた状態で過ごす術後の時間が一番苦しい時間でした。

無事手術を終え、帰宅となりました。

まとめ

人生初めの全身麻酔を伴う手術を決めてからの2ヶ月あまり、多少のストレスを抱えながら過ごしていました。

手術を終えた今、そのストレスから解放されましたが…

術後のストレスに悩まされています。

手術してよかったー、最高!

となるのはいつの日になるのでしょうか。

次回は術後の様子、回復の経過などをお伝えしていこうと思います。

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